様々な料理をつくるキッチン内の実験室『キッチンラボ』

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鹿の骨出汁でフォンドボー【鹿とイノシシのシチュー】

以前頂戴した鹿肉のおみあし様から、お肉を取ったもの。

 

骨です。豚でいうところのげんこつの部分を、冷凍してありましたので、今回はこれを、オーブンで香味野菜と焼き上げてから、フランス料理っぽく、フォンドボーというブイヨンに仕上げて、そのスープでシチューを作ります(*^_^*)

 

 

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鹿の骨です。結構大きいですよ。

新鮮なものを解体したでの、骨自体も冷凍していたと思えないくらい、新鮮な色合いで、とても綺麗です。


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この関節の軟骨部分から、スープが良く出ます。

本来は、骨の髄のエキスが出やすいように、半分に割ってから調理に入るのですが、ハンマーでたたいても硬すぎて割れません。

 

さすが野生生物。家畜の豚とは骨の固さが違います。

 

ということでこのままいきます。

 


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オーブンのグリルモードで表面に焦げ目がつくぐらいしっかりと焼いていきます。

 


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途中でk情味野菜も加えて、一緒に焼き上げます。

 


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あとは煮込むだけ。

ひたすら5時間程度煮ます。

これで、おいしい鹿のフォンが取れます。

 

 


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そして用意するのは、とっておいた鹿のすね肉。

スジが多く非常に硬い部分です。

 


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煮込みながら、解凍し、解凍が終わったら大きめのサイズにカットします。

 


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つづけて、猪肉も用意。

これは、沖縄の友人が送ってくれた、沖縄産のイノシシです。

野性味の強いアジがポイントです。

 


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かなり、いい感じにフォンが取れましので、濾していきます。

 


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濾したフォンで、猪肉と、鹿肉を分けて炊いていきます。

 

鹿のシチューと、猪肉のシチューに仕上げます。


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香味野菜やシチューの具となる素材を切っていきます。


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トマトはフレッシュなものを、湯剥きして、たっぷり使います。


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コクを出すために、ホールトマトも加えます。


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あとは、そそれぞれ煮込みます。

 

スープは、非常に良いものが取れています。

あっさり豚骨の臭みのないもの。といったイメージで、鹿出汁もなかなか美味しいです。

 


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トマトが溶けるぐらい煮込んで、完成です。

 

 


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写真ではどっちが、鹿で、どっちがイノシシか不明ですが、各々です^o^

 

市販のドミグラス無しでも、かなりシチューになります!凄い、フォン^ ^

 

 


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盛り付けました。ワインが合う濃厚なお味!市販のドミグラスにはない、純粋な美味みと、トマトから出る酸味が抜群。

 

なかなかつくるのは大変だけど、またチャレンジしてみたい!今回は、鹿骨で、出汁をとったけど、他のものではどうなるんだろ?

豚骨とかね。でも、豚骨でやったらくど過ぎるだろうな、とか色々考えるのが、楽しいです^ ^